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リハビリテーション | 大分大学医学部整形外科学教室

大分大学医学部整形外科学教室Department of Orthopaedic Surgery, Oita University

リハビリテーション

診療体制

リハビリテーション(rehabilitation)とは「訓練」と言う意味だと思われがちですが、この言葉はラテン語のハビリス(habilis)という「適した、(人間に)ふさわしい」という意味の形容詞を語幹にした言葉です。
人間が何らかの原因で人間にふさわしくない(望ましくない)状態に陥った時に、そこから救い出して、再びふさわしい状態に復帰させる、と言う意味を持っています。

整形外科的には、病気や外傷によって損なわれた運動機能を、訓練によって最大限回復させることがリハビリの第一目標になります。しかし何らかの障害が残ることもあります。また安静の結果、廃用症候群という二次的な障害が加わることもしばしばです。
廃用症候群は全ての診療科に共通する病態です。そのような場合に、「残念でした」「診療科としてやるべきことはやりました」と済ますことができるでしょうか?
障害のために自宅生活や学校・職場復帰が困難なのであれば、自助具や義肢装具等を作製して日常生活動作を向上させ、自宅の家屋改修や学校・職場のバリアフリー化を提言するなど、環境を変えるよう働きかければよいのです。

整形外科は、患者さんの「動けない」「痛い」という訴えを聞き、自立した生活が回復できるよう手助けをする診療科です。つまり、病変を切除した、データが正常化した、がゴールではありません。その後患者さんがよりよく生き、社会復帰するまでを支援する診療科です。
よって、最善の手術をおこなうとともに、周術期からリハビリテーションを実施することが、整形外科治療の両輪になります。

なおリハビリテーションは大学病院のような大規模病院だけではなく、地域医療においても必要性の高い分野です。超高齢社会を迎えた日本では自立生活困難となる高齢者が増加しており、平均寿命と、日常生活に制限のない期間である健康寿命との差は、男性で9.13年、女性で12.68年(平成22年)となっています。自立生活困難となる大きな要因は、整形外科疾患です。

今後、平均寿命の延伸に伴い、その差が拡大すれば、医療費の多くを消費する期間が増大することになります。
リハビリテーションは平均寿命と健康寿命の差を短縮し、生活の質の低下を防ぐとともに、社会保障負担の軽減にも寄与すると期待されます。地域医療において、患者さんを診察してリハビリを処方したり、介護保険等を申請して在宅生活を支援することは、整形外科医の重要な役割でありニーズの高い分野です。

以上のように、リハビリテーションは病気や外傷を負った整形外科患者さんの機能向上に重要な役割を果たすとともに、超高齢社会において、急性期から在宅終末期まで、あらゆる段階で必要とされるものです。
大分大学医学部附属病院は整形外科とリハビリテーション科の研修指定病院となっており、大学病院在籍のリハビリテーション科認定臨床医、リハビリテーション科専門医・指導医のほとんどは整形外科医です。
よって、大分大学整形外科に入局することで、整形外科とリハビリテーション医学の両方を効率よく学ぶことができると同時に、両分野の専門医資格取得に有利となります。

手術があり、様々な保存療法があり、リハビリがあり、いずれもニーズが高く社会に必要とされている…それゆえ、整形外科には医師として様々な働き方があり、どの分野でもやりがいを感じることができ、年齢に応じて分野を変えることができます。いくつもの選択肢がある整形外科は、医師の人生設計という観点から非常に働きやすい診療科だと思います。その始まりとして、大分大学整形外科に入局し、我々とともに学びませんか。

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